故郷で母犬との再会

『はるのはじめての里帰りの旅』 *母との再会*


2013年9月7日に、滋賀県のブリーダーさんの健庵さんで別れて以来、
母犬あんずちゃんとは会っていません。
当時はるは、生後45日くらいの小さなちいさな母に甘える赤ちゃん犬でした。

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約1年ぶりの再会となりました。

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あんずお母さん、はるのこと覚えていますか? こんなに大きくなりました。
はるちゃん、お母さんのにおいを覚えている? 
大好きなお母さんの母乳をいっぱいもらって甘えていたんだよ。

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涙の再会は、ここまででした。
予想では、いつもの元気なはるなのか、礼儀正しい静かなはるなのかと思っていました。
 
えっ!? 再会の後に、そっぽ向くの!
あんずお母さんは、気にかけてくれている様子です。
怖がりはる、少し風が強くてパタパタと物音も大きかったこともあったのですが、
ここはどこ? 貴方は誰? と理解できていない状態。

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そして、逃げるはる。

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少し離れた場所につないでいた、さくら。
こちらは、きっちりと大人の挨拶をしていました。
さくらと目があって、あんずお母さんがさくらのもとへ寄ってきてくれました。

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はるの産みの母と、育ての母のような関係です。

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ふたりで静かに挨拶していました。
これからも娘のことお願いしますね♪とでも、さくらに伝えているようです。

あんずちゃんとさくら、共通なところがあるとすると、見守るタイプの女の子。
はるは、幸せだね♪と思いました。

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はるはさくらを頼り近づき、
『ねぇねぇあんずお母さんと何を話ししていたの?』 と、聞いているようでした。

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車のかげから、私達が話す様子とあんずちゃんの事を覗いている、さくらとはる。
家出でもしていた少女が久しぶりに、母と再会したけど、ちょっぴりその場に居づらくてと
いう感じでした。

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だけど最後に、こんないい表情のあんずお母さんと娘はるがいました。
みつめあって笑っています。
べったりした関係ではないけど、どこかやっぱり母と子。

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あんずちゃんは、ほとんど吠えなくて、怒らない犬だとお話して下さいました。
とっても静かで優しい性格です。
1年前は私達家族には、あんずちゃんからは近づいてくることはなかったのですが、
この日は、あんずちゃんの方から前足を私の膝に乗せて、お話をしてくれました。
その後、順番に夫と息子にも、あんずちゃんの方から近づいてきてくれました。
上の写真にもありますが、さくらにもです。

正直、私はずっと胸に引かかっていた気持ちがありました。
1年前にあんずちゃんのもとから引き裂くように、はるを我が家に連れて帰りました。
別れる寸前まで、はるはあんずちゃんの母乳を飲んでいました。
はるを抱き、車に乗せて別れたときの、あんずちゃんのせつない顔が忘れられませんでした。
きっと、あんずちゃんは何度か、自分の子供と別れる場面を経験していたことと思います。
あの日のあんずちゃんは、はるがいなくなることを知っていたのだと思います。
ずっと心が痛かったのです。

1年ぶりに会ったこの日、あんずちゃんからあたたかく優しい顔で寄ってきてくれました。
はるを我が家に連れて帰ったことを、認めてもらったような気持ちになりました。
私は、あんずちゃんに心を救われました。 ありがとう♪

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はるの里帰りと安易に思っていました。
はるは、まだまだ子供でした。
あんずちゃんには、負けました。
きっと子供を産み、いろんな経験をし、たくさんの気持ちの中で育ってきている
あんずちゃんのすごさを知りました。
また、貴方と会いたいです。 
はるの母は、偉大でした。 つよき母でした。 私たちより、さくらよりも、誰よりも母でした。

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つづく   きょうだい犬とも再会しました♪
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コメント

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約1年ぶりの再会
あんずお母さんははるちゃんに逢えて嬉しそうですね
耳がペタンコになってる(*´∀`*)

でも意外だったのははるちゃんのリアクション
いつもさくらちゃんにチュー❤したりくっついたり積極的はるちゃんが
ちょっと遠慮気味だったのは驚きでした

あんずお母さんとさくらちゃんの会話
きっといつもの本当のはるちゃんの姿を報告していたのかもしれませんね

感動!ホント読んでて感動したよ。
きっと春桜さん一家一人一人に
気持ちを伝えてたんだね・・・。
いい話をありがとう!!

はるちゃん、お母さんと会えたのね!
お母さん、大きくなったはるちゃんを見て感激したでしょうね。
ウルウルきちゃったわ(*^^*)
実は、うちも犬を飼おうと思ったとき健庵さんも候補だったのですが休みが旦那と合わなくてタイミングを逃しちゃったの。
もしかしたら親戚さんになってたかもね。

はるちゃん、1年半ぶりだから、忘れちゃってたかな。
まぁ、そんなもんでしょうね。
どう接していいかわからなかったかな。
今のおかあさんはさくらちゃんですもんね。
さくらちゃんの対応、さすがです。

こんばんは♪
二人のおかあさんがいるなんて、もしかしたらとても幸せなことなのかもしれませんね!
はるちゃんの成長ぶり、きっと感動ものだったと思います♪

はるちゃんのお母さんは自分が生んだ娘だとわかったのでしょうね。
おかあさん犬は生んでは別れを繰り返し、可愛そうだなと思うのですが、でもそのおかげで、可愛い家族ができるのだから、感謝しかないですね。
会いに行ってよかったですね。

はるちゃん、お母さんとご対面叶いましたね。
優しいお顔の素晴らしいあんずお母さんですね。
はるちゃんもきっと匂いでわかったと思います。
凜も2回の出産でお別れを2回経験していますが、我が子はいくつになっても我が子のようですよ。
会いに行けるところにご実家があってよかったですね。
さくらちゃんは落ち着いたお母さん役をちゃんとしてますね。
はるちゃんはふたりのお母さんがいて幸せですね。

patakkoさんへ

赤ちゃん犬からの1年って、とっても大きいのだと思いました。
あんずお母さんと暮らしていた何倍もの日にちを、さくらと一緒に過ごしました。
はるは特別な何かを感じていたのかは、本当に不明な行動でした。
普段の散歩のはじめて会うワンコの方が、しっぽを振り耳をさげひつこく
挨拶するのです。きっとそうなるだろうと思っていました。
それが、挨拶した後は逃げ腰になるなんて・・・。その行動には、ビックリでした。
よっぽど親には頭が上がらないのか・・・。
ますます、不思議ちゃんはるに思えました(笑)

きっとさくらは、あんずお母さんに悩みを打ちあけていたのかもしれません。
確かあんずちゃんは8歳です。さくらは9歳なので、
互いに話があっていたのかもしれません(笑)
実は、はるよりも気が合うふたりなのかもしれません。

ドラさんへ

ドラさん、ありがとうございます♪
はるの母犬、あんずちゃんの行動には驚きました。
娘をありがとうとでも、伝えてくれているようでした。
1年前は、ほとんど目も合わせてくれませんでした。
1年経って、許しをもらえた気分です。

chiiさんへ

健庵さんが候補だった!ことに、驚きました。
本当、親戚になっていたのでしょうね。
だけど、だけど、今考えると、そうなると
はるちゃんには出会えてないので・・・。
きっと旦那さんとお休みが合わなかったことも含めて
はるちゃんと出会えた、縁だったのですね。
私も、最初から健庵さんを知っていたわけでなく、
パソコンのネットで色々探していて、それまでも琵琶湖へは
時々遊びに行っていたので、滋賀で生まれた柴犬、いいかも!と、
直感でした。これも縁だったと思います。

Yushipapaさんへ

はるの行動には、予想していなかったので、えっーそうなっちゃうんだ!って
言葉を失っていました(笑)
小心者なのか、再会の場で逃げるはるは大物なのか、
空気をよめないのか・・・・。笑うしかなかったです。

さくらも大人の対応で挨拶をしていたのですが、母犬の方が
素晴しかったです。はるも、いつかは大人の柴女になってほしいと
思いました。

tamanteさんへ

母犬とさくら、見守るタイプな共通がありました。
見守ってもらう中で、はるは伸び伸びと育ちました。
本当に、ふたりのお母さんがいるなんて幸せですよね。
さくらは、少しクタクタですけど・・・・(笑)
また、一年後、二年後に、行ってみようと思います。
はるにとってもだけど、さくらにとっても何かを心で感じる場所だと
思いました。

*はなママ*さんへ

今回、本当に会いに行ってよかったです。
胸のつっかえがとれました。
犬にとっては、人間の都合で母犬から連れていかれ、とっても辛い
ことですよね。
また、はる自身も母犬と別れてとっても頑張っていたのだと思いました。
そう考えると、ペットショップで売られている子も母犬と別れて頑張って
いるのだと思うと、せつなく、心が痛くなります。
だけど、母犬と同じくらい、負けないくらいに、大切に愛をもって育てて
いるのなら、母犬は許してくれるのだと、あんずちゃんに教えてもらいました。
きっと、さくらの母犬も同じことを思っていてくれていると思います。
私は、今回のはるのお里帰りで、そう思いました。

藍さんへ

はるがお母さんだとわかってくれたことを信じたいのですが・・・。
あの逃げ腰のお姿が・・・。
目が点になり、笑うしかなかった私です。
だけど、これも含めてはるなのだと思いました。

実は、はるもですが、私自身も感動の嵐で気持ちが舞い上がっていました。
テンション高かったです、きっと私。