先輩風

私のお昼ごはんの時間になると、
ねぇねぇ～、お昼ごはん食べてるのぉ～っと、とってもいい顔で近づいてくる、さくら。



お昼ごはん、私もすこ～しだけでも、もらえるよねぇ♪と。
お願いだから、じっとみつめる目、やめてくれないかなぁ。



何か食べ物をほしいときは、さくらが先輩風をふかせている。
必ずっていっていいほど、さくらの後ろにはるが静かに並んでいる。
何の順番なのか・・。
はるも、ここだけは順番を守っている。



さくらは、少し食べ物をもらうと、並ぶことの止め時を知っている。
ただ、止め時がわからないはるは、いつまでも並んでいる。
まだ、貰えるかも・・と。



そして、並びつかれてそのまま寝てしまう。