さくら はる daisukiだよ

はるが旅立ち、ほぼ2カ月が経ちました。
はるが過ごしていた部屋の場所に分骨してもらったお骨を置いてあります。
できるだけお花を絶やさないようにしています。

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はるが旅立った時は冷静に崩れないようにとしていた気持ちが、日に日に溶けはじめ、
涙する日が続きました。わかってはいるのに、どうして、はるはいなくなったのだろうかと、
何がよくなかったのか?と考える日が続きました。
そして時々、体でなく、心に気だるさを感じたり、何かに押しつぶされそうになったり、
壊れそうになったり、みえない何かと戦っていました。

仕事から、買い物から、ごみ捨てから帰ってくると玄関の廊下に座って、
声を出して喜んでくれていたのに、誰もいない家に帰る寂しさ。
ひとりで家にいても、他の物音がしない静けさ。
掃除をすると、はるの毛が。 
これは、いったいゴミになるのか?と捨ててもいいのか?と考える時間。
そして確かに、ここにいて存在したんだという現実。
とてつもなく心が痛く。

今までどれだけ心を救われていたのだろう。 寄り添ってもらっていたのだろう。
温めてもらっていたのだろう。 あらためて存在の大きさに気づかされました。
私が小さな彼女たちを守っていたように思っていたはずが、
私が守られていたんだと大きく気づきました。

ついこの間、私の両手の中に抱きしめていた彼女たちが、愛おしく。
人間と犬として出会った彼女と私。互いに種類やカタチは違っても、
この世界に生きる生き物として、
私は、彼女たちの表情や表現で、彼女たちの伝えたいことを探し、受け取り、
彼女たちは、私の言葉の出し方や表現や動きで、私の伝えたいことを考え、探し、受け取って、
相手を知ろうと同じ方向を向いていた。

時には、一緒に喜びあい、時には、私の伝えたことに対して、NO!と伝えてきたり。
時には、甘えることも、要求することも、怒ることも、
まっすぐなキラキラした瞳の奥で何かをいつも伝えてくれていた。

はるが旅立ちから、ほんの少し時間が経ち、まだまだだけど、
私の心の中に住んでいる、はるとさくらと一緒に、少しずつ歩きだそうと思います。

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先日、はるの四十九日、さくらとはるが眠るお寺のお墓にお参りに行って来ました。

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手を合わせた後すぐに空を見上げて、写真を撮りました。
家に帰ってみると、はるがいました。

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私だけかもしれないけど私には、はるにしか見えなくて。
はるらしいサプライズだなと私の中でクスクスと笑顔に。

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すっかりと秋になりました。

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去年の今頃は仕事が休みの日は、朝からはるを自転車に乗せ、広場へと連れて行き、
秋散歩を楽しんでいました。

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落ち葉拾いも楽しく、冷たい空気もきもちよく、

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石ころ遊びに、猛ダッシュする はるの姿に元気をもらい、

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同じような気持ちで、同じ場所で、同じ時間を、楽しんでいました。
はしゃいでいました。

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ねっ、はる。 
楽しかったよね。

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はるが旅立った日、夕食は、はるを囲い一緒にごはんを食べました。
ずっとこのまま、このままでいいからいてほしいと、はるに伝えました。
たくさん抱きしめました。
ナデナデされるのがダイスキだったので、たくさんナデナデしました。
たくさんお話をしました。

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もう動くことがなくなった、はるの前足です。
この前足で、なんども私に、遊ぼうよ! お話しようよ! ナデナデしてよ! と、
伝えにきてくれました。 犬ぱんちもしていたよね(笑。

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そして生前、嫌がって一度もさせてくれなかった爪切り。
やっと願いは叶いました。 

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はると、さくらと一緒に歩いていた川沿いの散歩道。
ここ最近になって、ひとりでも歩けるようになりました。
はるが、必ず石ころ遊びをしていた場所。
もちろん貴方の姿をみることはできません。
だけどね、寂しいけど、どこかクスッとなって心が温まる。
石ころ遊びをしている隣で静かに待っていた、さくら。
寂しいけど、どこかクスッと心が温まる、2柴からの置いていってくれたプレゼントは、
一緒に行った散歩道にも、家の中にも、写真の中にも、動画の中にも、
私の肌の感触の中にも、有難いほどに残っていて、
私の心を保ってくれていて、元気をもらっていて、背中を押してくれていて、
道を、方向を教えてくれていて。
きっとこの2柴からのプレゼントは、生涯ずっと私を楽しませてくれ頼りになるのだろうな。

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まだまだ、はるがいなくなって2か月、心寂しく感じることの方が多いのだけど、
2柴と歩いた散歩道も少しずつ行けるようになり、咲いている花や蕾にも目がいくようになり。

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今はとにかくシンプルに生きようと感じています。
何事もシンプルな感情で、シンプルに考え、シンプルに生きる。
生きるって本当はとってもシンプルで簡単なことなのかもしれないと
最近になって思います。
思いや感情や関係やら、それは自分を守る為なのか、相手のことを考える為なのか、
いろんなものをくっつけて考えて違う方向へ行ってみたり、動けなかったり、遠回りをしたり。
いろんなことを感じても、もし相手がいる場合、
同じように感じ考えているとはありえないのだから。
そういうのは、今の私には、もう、うんざりで。
私は存分、苦しんだ。 だから私は私を解放させてあげようと。

なのでシンプルに生きる為に、今はいろんなことを整理しています。
この時間も、はるが、今のタイミングなんだと与えてくれているような気がしています。

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見上げると、空は広く青くて。緑も美しかったんだ。

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さくらとはる。 
この子たちは、私の心の中にいます。
心の中で生きています。
より近い存在になりました。

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愛おしい存在です。

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私は縁あって、この2柴に出会え、家族になってくれて、
それぞれの生涯を預けてくれて、心を開いてくれて、愛してくれて、
お散歩も、2柴生活も、1柴生活も、一緒に寝ることも、
介護の時間も、病気と闘う時間も、すべてが愛おしく、最後の日も委ねてくれて、
最高に私は幸せものです。
すべてが愛おしい日々でした。 
それは今も続いています。 ありがとうの感謝でいっぱいです。

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春桜です。
このブログに遊びに来て下さったかた、ありがとうございます。
お返事できていませんが、コメント下さったかた、ありがとうございます。

さくらとはる。 このブログを通じてたくさん愛してもらい、見守って下さり
本当にありがとうございます。
さくらとはるがいなかったら、このブログを書くことはなかったように思います。
そして、さくらとはるが繋げてくれたご縁。 本当にありがたく思います。
私は、たくさん助けられてきました。本当にありがとうございます。

さくらとはる、合わせて私は、約19年間、犬と暮らしました。
私の人生を、心を、豊かにしてくれました。
はるが病気になり、病院へは何度も通い、どんなことをしても治したいと最後まで、
あきらめることができませんでした。
自分の命を削ってでもいいと手を合わせたこともありました。

そんな中、病院の先生との会話で、安楽死のことで話をしたことがあります。
人によっては、年老いてきて夜中の声がうるさくなったから安楽死させたいと言われる
人がいるようなことを聞きました。 
必死で命を守っている中で、聞いた話しでした。

特に病気になってからドッグフードや食べるものも調べたり、聞きに行ったりしました。

まだまだ大事にされているようで、現実はまだまだなんだなと。
こんなに心をもった子たち。
どうか、この子たちが住む世界が愛いっぱいになりますように。
そして私ができることを探そうと思います。

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