さくら 旅立つ前日

こんにちは。 春桜です。
さくらが旅立ってから、ほぼ1か月が経ちました。

このブログを通して、さくらの存在を知って下さった方、可愛がって下さった方、
さくらが旅立ちに手を合わせて下さった方、コメントを下さった方、
静かに見守って頂いた方、心より感謝しています。
本当にありがとうございました。 さくら*春桜

少し、さくらのことを書きたいと思います。
今日は、さくらが旅立つ前日までのことを。
次のブログには、旅立った日のことを。 
いつものように寝ているようですが、息をしていないさくらが写真に映っています。
みたくないなぁって思われる方は、次のブログは見ないで下さいね。

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さくらは、どちらかというと控えめで我慢強く、ちょっぴり頑固で、甘え下手で、
芯がしっかりしている子でした。
私のそばに16年、毎日毎日、一緒にいてくれました。 支えてくれました。
愛をいっぱい与えてくれました。

さくら15歳の少し前くらいから少しずつ痴ほうもあり、少しずつ介護生活となりました。
自分で立てていた体が少しずつ、支えてあげないと立てなくなり、
走っていた、自由に歩いていた足も、よたよたとよろけるようになり、
それでも最後まで起きている時間は歩きたいという意思がありました。

今年の7月頃に、突然に気を失ったり、呼吸が荒くなったり、
その時も、ごはんを食べなくなり、生死を彷徨ったことがありました。

9月。 さくらが旅立つ10日ほど前くらいから、徐々に、ごはんを食べる量が減っていきました。
穏やかにいてくれているけど、ごはん大好きな子がなので、よっぽどだったと思います。
7月に体調を崩した時よりも、体力が落ちていることを知っていました。
次に、ごはんが食べられなくなった時は、復活できる体力はないだろうと感じていました。
そのごはんが食べられなくなってきている。
そろそろお別れの時期が、近づいていることを知りました。

さくらが旅立つ2日前。 食べないさくらに、何度かにわけ、注射器のようなスポイドに
液状になったごはんやサプリ、水を運んでいても、その半分以上は喉を通らず、
さくらの口の下に敷いているタオルにへと、口からこぼれ落ちていました。
 
さくらが旅立つ1日前は、前日まで暑かったのですが、太陽はでているけど風も心地よい日でした。
久しぶりに、ベランダにシートを敷いて、ゆるりと吹く心地よい風の中で、
さくらは気持ちよく、お昼寝したりと長い時間過ごしました。

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夜、ごはんや水をあげるものの足りていないと思い、
なにかあった時の為にと、いつもさくらの身近に吊るしてあった点滴セット。
いつのまにか躊躇なく点滴ができるようになった私。
さくらに点滴をして、とりあえず水分補給は大丈夫。
明日の朝に、いつもの病院にまずは電話をかけて、ごはんを食べられないので、
以前、ごはんを食べられない時に進めてもらって、さくらも嫌がらずに飲んだ
高濃度な栄養ドリンクを飲ましたりするといいのか、聞いてみよう。

ここまでが、さくらが旅立つ日の前日です。

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そして、車いすに乗っている、この2枚が、旅立つ前日の日に、
さくらが生きている時に映した、私の最後の写真です。

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