じっくりいい訳を

この間の休日に夫がさくらとはるの散歩へ行く前に、
『よし！　いいところへ連れて行ってあげる。』　と、一言。
きっと特別な場所へ散歩へ行ったのだと思っていた、私。
そして月曜日の朝、放置してあった夫のカメラの画像を見てみると、
夫の実家の玄関先で、面白くなさそうな顔でつながれている２柴。
これは、いったいっ。　特別感のない、いつもの散歩。
なので月曜日の夜に、じっくり夫の言い訳をきいてみた。



夫に尋ねたものの話をすりかえるかのように、『えっ！見てないの？』　と。
そういえば夫のカメラの画像の中に、先々週に夫と息子と私とでお参りに行った、
信貴山の写真も。



息子が信貴山にお参りに連れて行ってほしいということで、３人で出かけたときの。
もちろん、さくらとはるは家でお留守番でした。



『池の金魚もとっても綺麗ね』なんて話しながら。



夫のカメラの中の写真を、よ～く見ていると・・・・・。
連れて行っていないはずの、さくらとはるが・・・・。
『よし！　いいところへ連れて行ってあげる。』　？？？。
これなのか？　このことなのか？
本当に、手のこんだ言い訳だっ・・・・。

こんなことをしているからなのか、
休日に自分の実家へさくらとはるを連れて行った散歩の帰り道、
何十年かぶりに、元彼女とすれ違って帰ってきた。
なんだか、心がざわざわして焦った顔で帰ってきた。
『よし！　いいところへ連れて行ってあげる。』　は、夫自身へと返ってきた言葉のようで。
きっと過去を想い出し心の中でタイムスリップ。
ただ、いいところかどうかは、わからないけど。



そしてこの子たち信貴山でなくて、リビングで写したときのものでした。
次の休日は、いい場所へ連れて行ってもらうんだよ。