土曜日に私の実家へ行って来ました。
過ごしやすい季節の間だけ、介護施設から週末だけ祖母が家に帰ってきているのです。
『ただいまぁ~!』 と、実家に帰ると元気そうな祖母と笑顔の母がいます。
暑い季節になるまでの、祖母と母が一緒に過ごせるひとときです。
そうです! 私は結婚するまで、『ただいまぁ~!』 と毎日、ここで暮らしていました。
今でも、私にとっての癒される場所です。 実家、ダイスキです♪
姉と私が結婚して家を離れてからは祖母と母はここで、ふたりで暮らしています。
2年前に祖母が倒れてから、祖母のいない家の中は、母にとっては
とっても寂しい空間と時間になりました。
それでも私、娘には大丈夫と強がる母がいます。
寂しくても娘の私に迷惑をかけないという優しさなことは知っています。
寂しい時間を、母はどうしたらいいのだろうと今も探しています。
玄関前のお庭には、たくさんの植物が五月の陽射しを浴びています。
ひとりの時間、たくさん心の中で植物とお話をしていたのだろうと思います。

祖母のベッドは、このたくさんの植物を眺められる場所にあります。
窓から優しい陽射しを浴びながら、母の育てている植物を眺めている祖母。
私にとっては母と祖母だけど、ふたりにとっては母と子。
優しく幸せなふたりの時間が、どうか永く続きますように。

実家へ帰る少し前の時間に、
さくらと一緒に、ベランダで洗濯物を干しました。
と言っても、さくらは私のお話の相手になってもらっているだけなのですが。

ベランダのこの台は、さくらとはるのブラッシングをする場所です。

そして時々、私が洗濯物を干している時に、さくらはここから外の風景を眺め、
私の話し相手になってくれます。

この日、何を話ししていたのかって・・・・。
エヘヘッ♪ 特別に少しだけね。
『 あのね、さくら。なぜだか、どうしてだか、少し前にキャベツの苗を植えたのだけどね・・・。
葉っぱは成長しているんだけどね、キャベツにならないだよぉ~。
ただの葉っぱを育てているみたいになっているんだけど、さくらちゃん、どう思う?』
って感じです。

そして、
『 あのね、さくら。 去年の年末近くに水栽培にあこがれて、球根を育てているんだけど・・・・。
もう葉先が黄色くなってきて、何の花だったのかもわからず、もう駄目なのかな・・・。
そう、さくらがクンクンしているそれだよ。 さくらちゃん、どう思う?』 って感じです。
こんな私の話に目を丸くしながら、ずっと話を聞いてくれてつきあってくれる、さくら。
きっと部屋の中では、姿の見えないさくらを必死に探しまわっている柴犬がいるのだろうなぁ~。
私とさくらの優しく幸せな時間 プラス 必死に探しまわる柴犬の時間。