のほほ~んと寝ているさくらに、突然、何の前ぶれもなく嵐が巻き起こる。
それは、いつも突然にやってきて、勝手にはじまる。

犬ぱんちをされたり、詰め寄ってこられたり、ウホホォ~と鳴かれたり。

『私は、ゆっくりと寝ていたいんだよ』と、伝える暇もなく、行われる。

そして相手にするまで、ずっとこんな調子で続けられる。

彼女に会うまでは、犬に怒ったことなんてなかったのに・・・。

こうやって体力を使って、今日も彼女を怒っている。
だけど、怒れば怒るほど喜ぶ、彼女。
ただ、ゆっくりと寝ていたいだけなのに・・・・。